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また大阪でタクシー強盗、防犯カメラに逃走する犯人?

2009年01月06日

5日午前4時45分頃、大阪府松原市三宅中8の府道に止めた「国際興業大阪」(大阪市)のタクシー車内で、運転手の野沢俊樹さん(61)が、客の男から「金を出せ」と脅され、後ろから刃物で首の右側を切られた。

野沢さんは携帯電話で110番し、病院に搬送されたが、重傷。男は徒歩で逃げた。車内の売上金数万円がなくなっており、府警捜査1課は強盗殺人未遂事件として松原署に捜査本部を設置した。現場近くの防犯カメラに男が逃走する様子が映っており、府警は映像の解析を急ぐ。

先月29日には、兵庫県稲美町と同府東大阪市でタクシー運転手が首を切られて殺害され、金が奪われる強盗殺人事件が2件発生した。東大阪市の事件は今回の現場から北約12キロの場所で起きた。運転席と後部座席の間を仕切るアクリル板がない構造で背後から襲う手口が似ており、府警は同一犯の可能性が高いと判断。タクシー車内に仕切り板があった兵庫県稲美町の事件についても関連を詳しく調べる。

捜査関係者によると、現場の北約200メートルの路上で、血のついた左右の手袋が見つかり、府警は犯人が捨てたとみて鑑識作業などを進めている。

府警の発表では、捜査員が駆けつけた際、運転席側のドアは半開きで、野沢さんはシートベルトを締めたまま、足を車外に投げ出し、首の右側1か所から血を流し運転席でぐったりとしていた。手には抵抗した際にできたとみられる傷もあったという。出血は多かったが命に別条はなく、野沢さんは、男について「40~50歳で、グレーの帽子をかぶっていた。ナイフで首を切られて、相手からそのナイフを取ろうとした際に手も切った」と話した。料金メーターは回ったままだった。

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