店長日記

画像: 防犯カメラの運用開始 姫路・飾磨橋東地区

防犯カメラの運用開始 姫路・飾磨橋東地区

2010年03月02日

政権交代の余波で予算執行が凍結され、稼働が見送られていた姫路市飾磨区飾磨橋東地区の防犯カメラが2日、約2カ月遅れで運用開始を迎える。防犯カメラは警察庁が初めて全国15地域の住宅街に設置。防犯活動が活発なこともあり、県内で初めて選ばれた同地区の住民らは、街頭犯罪抑止の“切り札”となることを期待している。(山岸洋介)

 

 防犯カメラは東京や大阪、福岡など14都府県の通学路や公園に設置される。機材や映像の管理を自治会や防犯ボランティアに委託し「住民参加型」の運用が注目されている。

 飾磨橋東地区には25台が取り付けられた。同地区連合自治会は、ひったくりやわいせつ事案など、地区内の犯罪発生データを参考に設置場所を検討してきた。

 防犯カメラは、街頭犯罪の抑止力として期待される一方、プライバシーの侵害を防ぐことが課題。このため同連合自治会は運用にあたり規定をまとめた。規定には、撮影範囲は最小限にする▽普段は映像を見ない‐などと定められ、警察の閲覧に対しても連合自治会長の許可が必要となる。

 保存映像は、一定期間を過ぎると自動的に消去される。カメラに映り込んだ住民が要望すれば、ぼかしやマスキング(塗りつぶし)の加工をするなど工夫するという。

 県警によると、同地区内で昨年起きた街頭犯罪は328件で、管内にあるほかの14連合自治会の平均129件を上回る。松岡泰造会長は「安心安全に役立つという住民の期待は大きい。プライバシーの尊重を最優先し、厳正に運用する」と話している。

ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内